法律相談の際に資料を持参することの重要性

その他

法律相談を受けるにあたり、資料を持参するように求められる場合があると思います。

このとき、手元にあって持参するのに苦労がない場合には特に気にしないと思いますが、わざわざ資料を取り寄せなければならないなど、何か準備を行わなければならない場合、「どうして資料を持参しなければならないのか」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は、法律相談の際に資料を持参することの重要性についてお話ししたいと思います。

法律相談の目的

まず、そもそも、法律相談の際に行うことは、弁護士に事情を話すなどして、紛争やお悩みについて弁護士に理解してもらった後に、弁護士から解決の道筋などをアドバイスしてもらうことです。
また、アドバイスの中に弁護士を依頼すべきかどうかについての話もあった場合、その後に依頼を検討することもあるでしょう。

資料を持参する重要性(正確な見立てのため)

弁護士がアドバイスする内容の中には、裁判などを行った場合の「見立て(勝算)」も含まれます。

裁判では、証拠での証明がかなり重要ですので、証拠で証明することができるかによって、裁判の勝ち負けの見立て、または、そもそも裁判を視野に入れるべきかが違ってきます。
法律相談の際に、資料が手元にないと、弁護士が直接資料の確認をすることができません。

そうすると、裁判での見立てについて、弁護士が正確な判断ができなくなり、「資料がある場合にはこうで、ない場合にはこう」などという場合分けを行ったアドバイスをせざるを得ません
また、そのアドバイスで相談者ご自身が動いて解決を図る場合、資料の善し悪しを自ら判断しなければならず、その点でも難しさが生じます。

「口頭説明」だけでは不十分な理由

以上の点からすると、やはり、法律相談の際に資料を持参することは大変重要です。

この点、たまにですが、「証拠はある」「証拠について口頭で話す」などの方法でカバーしようとする方もいらっしゃいます。
しかし、証拠に関しては、実際にどのような記載があるかによって法的な評価はかなり分かれてきます(本人が証拠だと思っていても、弁護士から見ると弱い場合も多々あります)。

ですので、弁護士の方で内容を直接確認できるように、資料は是非持参しましょう。