離婚を考えている場合、様々な状況がありますが、何から行うべきか分からない方も多くいらっしゃいます。

 離婚は人生の一大事ですし、最終的に決めておくべきことは多くありますが、まず何から動けば良いのか分からないかもしれません。

 そこで、今回は離婚を考えている場合の準備(最初に行うべきこと)についてお話ししたいと思います。

 

離婚の意思の確認

 まず、離婚をする場合、ほとんどの場合には環境が大きく異なることになりますので、自分の離婚意思がどのくらいなのか、認識する必要があります。

 一旦離婚の話になったにも関わらず、やはり離婚しないことになった場合、前の婚姻生活とは異なる状況になってしまうこともありますので、まずはご自身の考えを確認しましょう。

 もっとも、条件によるという場合もあるかとは思いますので、その場合には、次のステップも同時に検討しましょう。

 

離婚後の生活を考える

 次に、離婚後の生活がどのようなものになるのか考えましょう。

 一般的に、離婚をすると生活レベルが下がってしまう場合が多いですが、他方で、様々な援助制度などがある場合もありますので、特に金銭面やどこで生活するのか、仕事はどうなのか、子の学校などはどうなるのかなど、各方面への影響を調査検討します。

 このときには、後述する離婚で得られる養育費や財産分与などを考慮せずに考えた方が良いでしょう(後日争いになり想定どおりにいかないことがあるため。)。

 なお、考えるに当たっては、各種制度なども事前に調べておきましょう。

 

いったん弁護士に相談する

 そして、離婚する方向性が決まったら、一度弁護士に相談した方が良いと思います。

 離婚に関わる制度は様々にな制度があり、インターネットなどで調べても十分に理解できないことも多くあります。

 また、初動で間違ってしまうと、後日に影響する可能性もあります。

 そこで、一度は専門家である弁護士に相談した方が良いでしょう。

 

その後、離婚協議などを行う

 考えがまとまり、方向性が決まってから、離婚の協議を行います。

 このとき、穏便に話せるのであれば良いですが、難しい場合には別居を検討しましょう。

 話し合いが長期にわたる場合には、別居した方がやりやすいです。

 ただし、別居の方法により、問題になることもありますので、そういった意味でも事前に弁護士に相談しておく方が無難です。

 

 

 

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