かなり昔の債務について、そもそも昔から滞納になっていて、でも現在まで整理されていないことがあります。
この場合、請求が継続していればまだ分かりますが、全く請求が来ていない場合、どこから借りたのか、いくら残っているのか、全く不明なこともあります。
このような場合に債務の整理ができるのか、できるとしたらどのような対処法があるのか、お話ししたいと思います。
どこから借りたのかは分かる場合
少なくともどこから借りたのか分かる場合には、債権者に申し出れば、現在の債権額や「取引履歴」などを教えてもらうことはできます。
取引履歴などが分かれば、最終取引時点からの年数などで「消滅時効」になっているかなども分かります。
もっとも、ご本人が取り寄せなどを行う際には、余計なことを話してしまったり、余計な書類を出してしまったりしないよう注意が必要です。
どこから借りたか分からない場合
どこから借りたか分からない場合、一つの方法として、「信用情報機関(いわゆるブラックリスト)」から情報開示をしてもらう方法があります。
信用情報機関から条項開示を受ければ、借り入れ登録のある債権者名などが出てくることで、借入先が判明します。
もっとも、個人の借り入れなどは出てきません。
整理の方法
消滅時効にかかっていることがはっきりしている場合には、「消滅時効の援用」をすることで、債権者に支払いを行うことなく、整理が可能です。
途中で裁判などがあると、時効期間がのびることがありますので、この点は注意が必要です。
消滅時効にかかっていない債権者は、利息などで膨れ上がってるなどして、なかなか支払いが難しいことが多いですが、このような場合、「自己破産」などで整理することも可能です。
自己破産では債権者を申告することが必要ですが、全くとっかかりがない不明債権者は申告できません。
もっとも自己破産などの場合には、通常弁護士を依頼することが多く、弁護士に依頼することで広く債権者を調査することになります。
どのような状況なのかによって取り得る手段は異なってきますので、過去の債務であっても弁護士に相談した方が良いでしょう。