法律相談を受けようと思う場合に、どのようなことが分かるのかイメージが持てず、そもそも相談してよいものか悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 また、実際に相談してみた時に、思ったのと違う回答をされて困ってしまう場合もあるでしょう。

 そこで、今回は、法律相談のイメージ(どのようなことが聞けるのか)についてお話ししたいと思います。

 

法律相談とは

 法律相談とは、法律(または制度)に基づいて、相談を受けてアドバイスなどが行われるものです。

 法律や制度に基づくものであるところが通常の相談とは異なります。

 

相談対象

 法律や制度は一般的に広範囲にわたるので、思ったよりもその範囲は広いです。

 契約や離婚、相続といった分かりやすいものから、ご高齢の方の保護やインターネットでのトラブルなど、一見法律が関連しないと思われるようなものも対象にはなります。

 ただし、そのような種類であっても、人生相談のような自分で判断しなければならない場合の判断自体や、宗教的な相談などは対象にはなりません。

 

聞けること・わかること

 法律相談では、自分の抱えている紛争について、法的にどういった解決方法があるのか聞くことができます。

 解決方法といっても弁護士を依頼した上で行うものだけでなく、自分でできる方法や手続きなども聞くことができます。

 また、端的に、訴訟などの方法や、今後どうふるまえばよいかなど、細かい手続きの話から、広く問題解決に資するようなアドバイスをもらうことはできます。

 

聞けないこと

 他方で、弁護士が本人に代わって判断することはできず、純粋に判断をゆだねるような内容は聞けないと思います。

 また、相手方が嘘をついているかどうかなど、事実の探求を行うこともできません(テレビドラマであるような弁護士が現地で様々なことを調べて真実を見つけるようなことは一般的にはないと思います。)。

 

 

 

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