親が高齢などになると、相続になった場合、何か問題が起きるのではないかと不安になってしまうことがあります。
そもそも兄弟姉妹の仲が悪い、遺産の金額が大きいなど、一定の事情があるとその不安が大きくなります。
今回は相続において一般的に問題となることについてお話ししたいと思います。相続の準備などの参考にしてください。
子などへの生前の贈与
まず、相続で問題となりやすいのは被相続人となる方が子などに「生前贈与」している場合です。
贈与された側は、金額によっては、遺産分割の際の配分が少なくなったり、「遺留分」が発生することがあったり、税金が発生したりということがあります。
贈与を受けていない子などは、贈与を受けたことを指摘したいと思っても、相続の際には証拠がなくなってしまっているなど問題が発生することがあります。
このような問題を解消するには、被相続人となる方が「遺言」などでしっかりと生前贈与に配慮したものにしておくことや、生前の段階で争いにならないような配慮をすることも一つの方法です。また、贈与の際は税金についても注意しておく必要があります。
生前の世話をだれがやったか
生前贈与とは逆の話として、生前の被相続人の世話を誰がどのくらいやったのかということが問題になることも多いです。
この場合、世話をした方は相続の際にその点を考慮してほしいと思いますし、世話をしていない方は世話をしたかどうかを考慮しない場合が多いです。
生前の世話は、法的には「寄与分」などにおいて考慮されますが、「特別の寄与」であることが必要ですので、世話が問題となる場合のため、いつどのような世話をしていたか記録しておくことは重要です。
遺産が分からない
上記とは異なりますが、遺産が全く分からないということもあります。
特に離れて暮らしていた場合には、遺産の内容が分からず、どうしてよいのか分からないということが多くなってきます。
亡くなった後であれば、相続放棄期間の伸長手続きも取るなどしながら調査をするしかないのですが、生前の準備としていわゆる「エンディングノート」などのように、どういった資産があるのか記録に残しておく方が良いと思います。