法律相談を受けようと法律事務所や弁護士会、自治体などの窓口に連絡して予約などをした場合、法律相談までに準備しておいた方が良いものがあります。
準備をせずに法律相談を受けた場合、相談できないわけではないのですが、効果が半減してしまうことも多くあるのです。
そこで、今回は、法律相談を受けるにあたって準備しておくべきものについてお話ししたいと思います。
法律相談で必要になること
まず、法律相談では、相談内容(お悩みや聞きたいことなど)をお聞きしますが、その際、前提として様々な情報が必要となります。
その際、相談者が全て把握していることは稀で、必要な情報がよく分からないことがあります。
また、聞きたいことが事前に10あったとして当日3しか思い出せないと、再度相談に行くことになりますので、聞きたいことなどをしっかり伝える必要があります。
各種資料を持参する
そこで、まず必要となるのが、相談に関連する資料です。
例えば、相続の場合、遺産に関する資料や相続人に関する資料、役所などから届いた郵便物などを持参した方が良いでしょうし、不動産に関する相談であればいわゆる登記簿謄本(全部事項証明書)や、写真、図面などがあった方が良いでしょう。
相談のために取得に苦労するものを取得しなければならないわけではありませんが、登記簿謄本などすぐに取得できるものや手元にあるものは持参した方が良いでしょう。
説明や質問に関するメモ
また、話したいことや質問事項に関しては、メモを持って行った方が良いでしょう。
話したいことについては、できれば時系列の目もだと分かりやすいです。
それ以外にも、相続の相談であれば、相続関係図(家系図)など、相談の前提になる事情もメモして持参しましょう。
郵便物も持参する
その他、郵便物がきっかけで相談に至るケースもあります。
役所や債権者、弁護士、裁判所などから通知がきた場合です。
その場合、通知書など郵便物も持参しましょう。
メールやLINEの場合には、文面が確認できるスマホや写真なども持参するとよいでしょう。