契約書や合意書の内容を確認する際、書かれている文章を読んで「間違いがないか」をチェックすることは、どなたでも行われることでしょう。
しかし、単に文字を追うだけの確認で本当に十分なのでしょうか。
今回は、契約書や合意書を確認する際に押さえておくべき本質的なポイントについてお話ししたいと思います。
誤字脱字・誤りがないかを調べる
まずは基本ですが、金額、日付、氏名などの誤記がないかを精査することは非常に重要です。
単なる書き間違い(誤記)であっても、後々その解釈をめぐって不必要な混乱を招く原因になります。
「漏れ」や「抜け」がないか調べる
実は、書かれていること以上に重要なのが「書かれていないこと」です。
当事者双方が「当然のこと」だと思ってあえて記載しなかった事項が、客観的に見て重要な抜け漏れとなっているケースは多々あります。
「一般的にはどのような条項が必要か」を事前に調査し、欠落している項目がないかを確認する必要があります。当事務所が導入しているLegalForceは、こうした条文の抜け漏れを瞬時に検知できるため、非常に有用です。
記載の統一性(用語の定義)を調べる
契約書内で使われる用語が統一されているかも重要なポイントです。
同じ意味のことを異なる言葉で表現していると、解釈の余地(曖昧さ)が生まれてしまい、無用なトラブルを引き起こすリスクが高まります。
万が一トラブルが起きたときを想定する
弁護士によるリーガルチェックにおいて、最も重要視するのがこの点です。
「もし相手が約束を破ったらどうなるか」「予期せぬ事態で契約を続けられなくなったらどう処理するか」といった最悪のシナリオを想定し、その際の解決ルールがこちらに不利になっていないかをチェックします。
話し合いの結果が正しく反映されているか
交渉過程で合意した細かな条件が、最終的な書面で削られたり、ニュアンスが変わったりしていないかを確認します。
「口頭で言ったから大丈夫だろう」という油断は禁物です。すべての合意事項を書面に落とし込む姿勢が大切です。
契約書は、いわばビジネスにおける「設計図」であり「保険」でもあります。
当事務所では、弁護士の知見とAIによる網羅的なチェックを組み合わせることで、死角のない契約確認をサポートしております。少しでも不安な条項があれば、お気軽にご相談ください。