交通事故の賠償請求で気を付けること(1)

交通事故

交通事故の賠償請求は、保険会社に任せきりにしてしまうと、いざ示談交渉が難航した際に「何が重要なのか分からない」と立ち往生してしまうことがあります。特に弁護士費用特約を利用して弁護士に依頼する場合でも、初期の資料や対応が不足していると、納得のいく結果を得るのが難しくなります。

将来の適切な賠償のために、今から自分自身で気をつけるべき3つの重要なポイントを解説します。

1. 証拠は「鮮度」が命:資料の収集と徹底保存

時間が経つほど、事故現場の状況や人々の記憶は曖昧になります。客観的な「記録」を自分で確保しておくことが、最大の防御となります。

[Image: A smartphone folder icons showing “Accident Photos,” “Medical Receipts,” and “Dashcam Video,” labeled “Self-Defense Records.”]

2. 治療の「継続性」が慰謝料の評価を左右する

「むち打ち症」などは目に見えない怪我のため、通院の頻度がそのまま「怪我の重さ」の判断材料にされます。

3. 医師への申告は「些細な違和感」も漏らさず

診察の際、医師には体全体の症状をすべて伝える必要があります。

[Image: A doctor writing a medical record with the patient pointing to multiple areas (neck, back, arm)、 emphasizing comprehensive reporting.]
注意すべきアクション なぜ必要なのか?
全資料のバックアップ 保険会社のミスや、言い分の食い違いを防ぐため。
週2回程度の定期通院 入通院慰謝料の算定根拠を正しく評価してもらうため。
全身の痛みの申告 事故と怪我の「因果関係」を医学的に証明するため。

交通事故の賠償問題は、事故発生から解決までの「プロセスの積み重ね」で決まります。保険会社は手続きのプロですが、あなたの利益を最大化してくれる味方とは限りません。自分にできる準備を確実に行っておくことが、適正な解決への近道です。

次回は、事故現場での警察や相手方への対応について詳しくお話しします。「今の通院頻度で大丈夫か不安」「保険会社への回答に困っている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。