紛争が発生した、法律や制度が関連する悩みがあるなど、弁護士に法律相談をすることがあると思います。
法律相談も、依頼ほどではないですが、一生のうちに何度もあるものでもなく、どうすればより良い相談になるかについては、よく分からないことが多いと思います。
他方で、法律相談の性質上、これをやってしまうとアドバイスの中身が間違ってしまうというような、法律相談の効果がなくなってしまうことがあります。
そこで、今回は、法律相談の際にやってはいけないことについてお話ししたいと思います。
嘘をつく、不正確なことを言う
まず、嘘をつくことはしてはいけません。
よかれと思って、嘘をつく、または、そこまでいかなくても話を誇張してしまうことがあるかもしれません。
しかし、そのようなことをしてしまうと、前提事実が全く異なってしまうため、アドバイスが不正確になってしまいます。
ここでいう嘘や誇張には、知らない、覚えてないということを、こうだったはずというような不正確な話をしてしまうことも含まれます。
ですので、分からないことは分からないというなど、正確な受け答えをするようにしましょう。
聞かれたことに答えない
また、弁護士は正確なアドバイスのため、質問をすることがありますが、その際に、聞かれたことに答えず、他の話をしてしまうことがあるでしょう。
このような場合、再度質問が来ると思いますが、それも答えないと、弁護士の方も正確な情報取得ができないため、どうしてもアドバイスができなくなってしまうこともあります。
ですので、聞かれたことには、不利なことであっても答えるようにしましょう。
感情的になり過ぎる
人間ですので、感情的になることはあるかとは思いますが、すぐに感情的になってしまうと、冷静な事実についての話ができなくなったり、弁護士が感情を受け止めるだけで時間が過ぎてしまったりして、なかなか有効な法律相談が難しくなります。
どうしても難しいこともありますが、できる限り意識しましょう。