何か紛争が起きるなどした場合、一般的にはすぐに弁護士に相談しようとは思わないことが多いでしょう。
他方で、いざ弁護士に相談しようとすると、予約が取れない、日程が合わないなど、相談できないこともあり得ます。
そこで、今回は、法律相談のタイミング(いつごろ法律相談すべきか)についてお話ししたいと思います。
遅すぎる場合
まず、訴訟など裁判所から呼び出しが来ているにもかかわらず、明日期日だから今日相談するなど、直前の相談では遅すぎます。
一般的に呼び出しはおおよそ1か月前には届いており、反論の準備も含めて時間が設定されています。
直前ですと、予約が入らないなどして相談できないことになる可能性が高いため、余裕を持って相談すべきです。
また、債務に関する相談でも、明日不渡りになるので、今日相談したいなどという場合も同様です。
何か期日がある場合には、準備なども考え、早めに相談すべきでしょう。
早すぎる場合
他方で、全く紛争になっていないのに、万が一なったらどうしようという相談は少し早すぎるかもしれません。
紛争予防の観点の相談なら良いのですが、発生していない紛争の解決の相談は適切なアドバイスは困難です。
適切なタイミング
良いタイミングは、何か紛争が起こったなどの場合、早めの段階で相談することです。
期日が設定されているものについては、少なくとも1週間以上前には相談した方が良いでしょう。
特に裁判の場合には、1週間前に答弁書の期限が来ますので、2週間以上前には相談した方が良いと思います。
時期が分からない場合には、早めに弁護士に連絡し、タイミングも含め聞いてみると良いと思います。