夫婦間で問題が発生し、離婚するか悩んでいる場合や、配偶者から離婚について切り出されて離婚すべきか悩んでいる場合など、離婚した方が良いかについて悩む場合があります。
このような場合、おそらく悩ましい要素がいくつもあり、どちらとも言えない場合もあれば、突然すぎて何も考えられないということもあります。
もっとも、問題の状況によっては、放っておくという選択が状況を悪化させることもあるため、確定ではなくても、ある程度方向性は検討する必要があるでしょう。
そこで、今回は、離婚した方が良いか悩んでいる場合の対処法について、お話ししたいと思います。
離婚を決定づける要素
まず、前提として、離婚を決めるに際し検討する要素がいくつかあります。
全て列挙するのは難しいですが、代表的なものとしては、感情的な問題(一緒にいたいかどうか)、経済的な問題(離婚してやっていけるかどうか)、お子さんの問題(離婚によるお子さんへの影響)などです。
離婚を考える際には、これらをそれぞれ考えた方が整理しやすくなります。
感情的な問題
感情的に一緒にいたい場合には離婚まで至らないでしょうが、一緒にいたくない場合には、離婚方向に傾きます。
もっとも、結婚したまま別居するということもありますので、絶対的なものではないとも言えます。
経済的な問題
離婚した後にやっていけるかは重要な問題です。
特に専業主婦(主夫)の場合には、仕事を始める必要がありますし、共働きでも収入が低ければ、収入を増やす手立てを考える必要が出てきます。
ただし、実家の援助など、他から援助を得られる場合には、離婚しやすいかもしれません。
お子さんの問題
親権が争われる可能性や面会交流が紛争になりそうな場合、離婚を避けた方が良い場合もあります。
また、姓の問題などで、離婚の時期を検討することも必要かもしれません。
対処法
以上の要素をそれぞれ検討し、おおよそ方向性が見えるのであれば、その方向で良いかと思いますが、要素ごと相反する場合には、いったん保留にして各要素の状況を変化させられるかを模索するのも一つの方法です。
どうしても判断が難しい場合には、弁護士に相談すると良いでしょう。