慰謝料とは何か(慰謝料を決める方法や相場の有無)

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慰謝料という言葉はテレビなどでもよく出てくるため、ご相談者の方もよくご相談の中で話されることが多くあります。

特に離婚といえば慰謝料というイメージがあるようで、離婚に関するご相談では慰謝料について聞かれることが多い印象です。
もっとも、慰謝料という言葉が一人歩きし、正確に理解されてない場合もあります。
そこで、今回は離婚に限らず、慰謝料一般についてお話ししたいと思います。

慰謝料とは何か

慰謝料とは、「精神的苦痛」に対する「損害賠償」のことです。

損害賠償は、発生した損害をお金で償うものであり、例えば、車を損傷された場合は、その損傷を修理する費用という損害が発生しますので、その損害をお金で、すなわちその修理費用を損害賠償という形で支払ってもらうということになります。
精神的苦痛は目に見えないですし、車の修理費用のようにお金で見積もることは難しいものですが、考え方としては、精神にできたキズをお金で償って埋め合わせるというようなものが慰謝料ということになります。

慰謝料が発生する場合

慰謝料が発生するのは、相手方が「故意(わざと)」または「過失(不注意)」で、こちらに精神的苦痛を生じさせた場合ですが、どのような精神的苦痛でも必ず慰謝料が発生するわけではありません。

日常において人間は様々な場面で精神的苦痛が生じます。そして、その原因が他人である場合もあります。例えば、石でつまずいて転んでも精神的苦痛は生じますし、他人の話で不快を感じても精神的苦痛は生じます。
しかし、このような精神的苦痛まで慰謝料が発生するとすると、人間は何もできなくなってしまいます。
そこで、慰謝料が生じるのは一般的に著しいと思われる精神的苦痛です。つまり、第三者一般から見て、その事情は慰謝料が発生してしかるべきだと思われる場合に、慰謝料が発生するということになります。

慰謝料発生の有無や金額は

そうすると、具体的にどのように決められるかというと、裁判などでは、裁判官が慰謝料発生の有無や金額を決めることになりますが、その場合は、これまで蓄積しながら他の「裁判例」などと比較しながら判断されることになります。

慰謝料に相場はあるか

そして、そのような決め方になるため、慰謝料は事案の類型によってある程度「相場」が構築されていると言えます。

もっとも、最終的には裁判官が判断すべき事柄ですので、必ず相場どおりというわけではないので、注意は必要です。
慰謝料を請求できるのか、請求できるとすればどのくらいになるのかは、他の事案との比較なども必要になるので、弁護士に相談しましょう。