不動産に関する紛争にも色々ありますが、どの紛争にも共通して必要な資料や確認すべき事項があります。
そのような資料などを確認できないと、法律相談の効果が減ってしまう、場合によっては、誤ったアドバイスがされることもないとも言えません。
そこで、今回は、不動産に関する紛争について法律相談をする際の準備についてお話ししたいと思います。
不動産登記の証明書を取得する
まず、不動産に関しての紛争では、その不動産が誰の名義のものかが共通して問題になります。
不動産に関しての紛争においては、ほとんどの場合、名義人が当事者として入ることが多く、誰が当事者になるかは名義人を確認しないと分からないこともあります。
そこで、法務局で、不動産登記の全部事項証明書を取得して、法律相談に持参した方が良いと思います。
固定資産税の評価が分かるものを持参する
また、不動産が紛争の対象になる場合、その価額が問題になることが多いです。
査定書など、価額が分かれば良いですが、通常は査定書まで持っていることは少ないでしょう。
他方で、名義人などであれば、固定資産税の納付書などは所持していることも多く、その中の固定資産評価額は評価額の参考になります。
そこで、固定資産税の納付書に記載のある不動産のリストなどを参考に持参すると良いでしょう。
不動産の現況の写真
もし紛争が不動産の現況と関連するのであれば、写真を持参するのが良いでしょう。
本来は現場を確認するのが良いのですが、法律相談は現地で相談を受けることはできないため、写真や動画などで現況を確認する必要があります。
図面もあると良い
また、図面や地図なども参考になりますので、持参しましょう。