法律相談と言われると、何を相談すべきものか分からず、自分の悩みを相談して良いのか悩ましいことも多いでしょう。
法律相談は一般の相談との違いもありますが、かなり広いものになっています。
そこで、今回は、法律相談の効果や有効性(何を相談すればよいのか)についてお話ししたいと思います。
法律相談の対象
法律相談は法律に関連する相談一般を言いますが、法律は様々な制度や問題に関連しており、その対象は広いです。
離婚や相続、交通事故といったわかりやすいものから、高齢者の財産管理や身内のトラブルまで、一見して法律が無関係なものも相談対象にあたります。
他方で、いわゆる人生相談(働いた方が良いか)や宗教上の相談(教義に反するか)などは相談対象ではありません。
法律相談の効果・有効性
法律相談では、法律や制度について説明を受けるだけでなく、そのような法律や制度を使ってどのように問題を解決できるか、解決の道筋も聞くことができます。
方法が一つではないこともあり、その場合、選択肢を確認することができます。
また、現実的には、弁護士依頼のきっかけとしての効果もあります。
法的な手続きなどは弁護士を依頼しなければ何もできないような場面は限られていますが、弁護士を依頼して本人では難しいことを代行してもらうこともあり、依頼した場合の効果なども説明を聞くことができます。
費用についても確認可能です。
法律相談を受けた方が良い場合
相続や離婚など一見して法律相談に当てはまるものは一度相談してみると良いと思います。
また、一見して法律相談に当てはまらないとしても、相手方がいるものや紛争が激しいものなどについても一度相談してみると良いと思います。
場合によっては法律相談に当たらないこともありますが、その場合、弁護士の方で適切な窓口を知っていれば案内を受けることもあり得ます。
どうしようか悩むぐらいなら、一度相談を受けてみてはいかがでしょうか(ただ、法律相談は予約制のことが多いため、前もって連絡をしましょう。突然の相談は一般的に難しいことが多いです。)。