個人事業主や法人など企業において、顧問弁護士がいることは珍しくはありませんが、そのような存在がいない企業も少なくありません。
顧問弁護士と聞くと、費用が高い、何をしてくれるのか分からないなど、実態が分からずにつけていないということも多くあるようです。
そこで、今回は、顧問弁護士の役割や利用方法(何のために必要か)についてお話ししたいと思います。
顧問弁護士の役割
顧問弁護士と言っても、様々なものがあります。
相談に優先的に応じてくれる、メールなどでも簡単に相談ができるというものから、何か起きた場合に全面的に対応してくれるというものまで、様々です。
これはなぜかというと、顧問弁護士は顧問契約で顧問となるものですので、顧問契約の内容で業務範囲が異なってくるからです。
顧問弁護士の利用方法
上記のとおり、顧問弁護士は顧問契約によって業務の範囲や種類が異なりますので、利用する場合には、弁護士とよく相談し、どのようなことを弁護士に行ってほしいのか、弁護士はどこまでできるのかなどを詰めておく必要があります。
その際、料金もしっかりと確認した方が良いでしょう。
顧問弁護士の有用性
とはいえ、顧問弁護士がいると何が良いのかはイメージがつきにくいでしょう。
まず、一つの利用方法としては、お客さんや取引先とのトラブルや取引上悩んだ場面で、早期に相談したい場合に、優先して相談が可能になることがあります。
メールなどで対応している事務所もあります。
次に、債権回収など、現実的に依頼する場合に、費用が安く済む場合もあります。
顧問契約があると割引になるイメージです。
また、企業内部または契約書等の書式のチェックや新たなビジネスのリーガルチェックなど、法的リスクのあぶり出しや注意点などを確認するという利用方法もあります。
さらに、場合によっては、ハラスメントや顧客対応などについて日頃の業務遂行に関し、相談や講師等を行う場合もあると思います。
以上のとおり、使い方によっては、有用な場面もあるかと思います。
もし顧問弁護士に興味がある方がいらっしゃいましたらご相談ください。