弁護士に相談する場合、無料の場合もありますが、基本的には有料の場合が多いです。
また、弁護士も案件を抱えていることもあり、相談時間も限られている場合がほとんどです。
そうしますと、弁護士の相談もより効果的に行いたいところですが、一定の注意点を守らないと、無駄になってしまう場合もあり得ます。
そこで、今回は、弁護士に相談する場合に注意すべきことについてお話ししたいと思います。
正直に話す(うそはつかない)
まず、法律相談は事実を前提として、法的な解決策を考えるものですので、前提の事実が異なると、結論が異なります。
したがって、うそをついたり、ごまかしたりすると、正確な判断ができず、誤った回答がされる可能性もありますので、うそなどはやめましょう。
結論に固執しない
また、先に結論ありきで相談をすると、その結論になるかならないかで相談が終わってしまい、新たな案などが出づらくなります。
特に希望する結論と反対の回答がきた場合、希望どおりの回答を引き出そうと様々な話をして、時間が過ぎてしまうことになります。
希望する結論は伝えて構いませんが、あまり固執しないようにしましょう。
資料を持参する
相談の際、資料があるかどうかで、法的手続きの難易が異なり、結論が異なります。
相談に関連する資料は持参して相談するようにしましょう。
聞かれたことには答える
ご本人は重要ではないと考えていても、法的には重要な事情というものがあります。
弁護士は、その点を確認するために、質問をすることがあります。
しかし、回答がないと、結果的に法的な判断が難しくなってしまいます。
ですので、聞かれたことは答えるようにしましょう。
費用も含め聞きたいことは聞く
法律相談では、依頼の際の費用も含め、弁護士に質問して良いものですので、何か気になったことは聞きづらくても聞いてみましょう。
ただし、弁護士でも即断できないものもありますので、その際にはその旨の説明があると思います。
場合によっては、調査の上回答するということもあります。
質問は遠慮なくしてみましょう。