弁護士に相談や依頼をする場合に、法テラスを利用する場合があります。
法テラスは、法律相談料を負担してくれたり、依頼の際の費用を立て替えてくれたりしますので、有用ではありますが、どんな人でも利用できるわけではありません。
そこで、今回は、法テラスとは何かとその利用方法についてお話ししたいと思います。
一定の経済的基準がある
法テラスの民事法律扶助という制度は、経済的に弁護士費用を負担できない状況にある方を対象にしており、収入の基準と資産の基準があります。
すなわち、収入が基準より低い場合かつ資産も基準より少ない場合に利用できるようになっています。
収入に関しては、家賃など一定の費用を基準に加算することで利用範囲を拡げられる場合もあります。
依頼の費用の場合
依頼に関する費用の場合、審査もあり、一定の資料を提出する必要があります。
具体的には住民票や給与明細などです。
法テラスと契約が必要
また、対象となる弁護士も限定があります。
弁護士全員が利用できるわけではなく、利用したい弁護士が法テラスと契約している必要があります。
申し込みなど
申し込みは一般的には、利用したい弁護士を通じて、法テラスに申し込みを行うことになります。
相談の場合には、用紙に記載して申し込み、依頼の場合には、申し込み書以外に必要な書類を添付して申し込むことになります。
依頼の場合には、審査後、契約書の取り交わしがあります。
依頼の場合には分割で支払う
なお、依頼の場合には、法テラスへ分割で償還する必要があります。
一般的には、弁護士の費用は一括のことが多いため、分割にできるというのは大きなメリットです。
最終の報酬については、分割ではないこともあるため、注意は必要です。