一般に犯罪をした場合に逮捕されたり刑務所に行ったりということを刑法が定めていることや,お金を返してほしい場合に民法などの法律が働くことはイメージしたすいと思います。

 しかし,憲法は,聞いたことはあっても,イメージがしにくいというのが一般的な感想かと思います。

 今回は憲法とは何かについてお話ししたいと思います。

 

憲法は国をしばる法

 憲法は国民の3大義務の規定はあるものの,基本的には,国を縛る法です。

 国が憲法に反する法律を作った場合に,その法律を無効にすることができるなど,国の行動を規制するものです。

 国民を規制する法律とは全く質が異なるものです。

 

最高法規の意味

 つまり,憲法は最高法規といわれていますが,いわば法律すらも効力を否定できるという意味で最高法規となっています。

 国民を縛る根本のような意味での最高法規ではありません。

 

憲法改正の限界

 憲法改正という場合に,憲法を国民をしばるものに変更できるかという議論があります。

 上記の話からすれば,憲法を国民をしばるものに改正することは,憲法を憲法ではなくするということを意味します。

 今後ニュースや憲法改正を考える際には参考になさってください。

 

 

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