自己破産を考える場合,様々な準備が必要になります。
弁護士費用や裁判所の費用ももちろんですが,様々な書類が必要になります。
今回は必要な書類について,どうして必要かも含めてお話ししたいと思います。
住民票
まず,破産申し立ては,破産する人の住所を管轄する裁判所に申し立てることになるので,住民票で住所を確認することになります。
なお,住民票の住所に住んでいない場合,居所を証明する書類が必要になります(光熱費の書類など)。
給与明細,源泉徴収票等収入書類
次に,破産申し立ては債務の返済に収入が追いついていないなど債務超過である必要がありますので,収入に関する資料が必要になります。
生活保護などの場合は,その受給の証明書が必要になります。
預貯金通帳の写し
破産においては,資産もどうなっているか見る必要がありますので,通帳の写しを提出することになります。
通帳の写しについては,収支の出方も見ますので,直近2年分など長期的な記載が必要になります。
不動産に関する書類,車検証のコピー,保険証券等
これらも資産を表す書類ですので,必要になります。手元にない場合は不動産に関しては法務局,保険証券などは保険会社から取得することになります。
その他
以上のほかにも,資産や収支,債務に関する書類を提出することになります。
弁護士に依頼する場合もご本人が取り寄せるものが多いので,注意してください。