ケガをさせられた,事故に遭った,名誉毀損されたなど,何か悪いことをされた場合に,損害賠償を請求したい場合があります。
その場合にどうすれば良いかなど悩む場合も多いと思います。
そこで,今回はそのような場合の損害賠償請求について,注意点なども含めお話ししたいと思います。
不法行為に基づく損害賠償請求
何か悪いことをされた場合,一般的には不法行為に基づく損害賠償請求を行うことが多いです。
不法行為とはいわば違法行為等のことで,暴力などの故意行為のみならず,事故などの過失行為も含むものです。
損害賠償請求の注意点
まず,不法行為に基づき損害賠償請求を行うには,まず損害を明らかにする必要があります。
どのような損害が発生しているか,列挙していく必要があるのです。
ケガなどわかりやすいものは良いのですが,わかりにくいものでもとりあえず列挙しましょう。
次に,その損害の損害額を算定する必要があります。
治療費や物品の価格など,金額が出やすいものはよいのですが,慰謝料などよく分からない場合は,弁護士などに相談した方が良いと思います。
さらに,相当因果関係があることも必要になります。
これは,相手方の行為と損害発生の間の機序が,世の中的に相当なものであるかどうかという判断です。
こちらも法的な評価になりますので,弁護士に一度相談してみてもよいかもしれません。
請求方法
上記の各要件を満たした場合,具体的に相手方に請求することになりますが,単純に請求して交渉する方法や,裁判所の調停,弁護士会のADR,裁判等の方法もあります。
いずれの方法が良いのかは事例によりますが,まずは交渉してみてから判断するのでも良いかもしれません。
お悩みの場合には弁護士にご相談ください。