夫婦で離婚を考えている場合にはまず話し合いことになると思いますが、話し合いが予想以上に難航してしまう場合や、相手方と全然話し合いにならない場合が多くあります。
そのような場合、最終的には調停や裁判になりますが、当事者としてはそのような事態はできるだけ避けたいでしょう。
そこで今回は離婚の話し合いが進まない理由と対処法についてお話ししたいと思います。
離婚の話し合いが進まない主な原因
離婚の話し合いが進まない主な原因ですが、まず一つ、過去に固執してしまうということがあります。
この場合、話自体は行われても、話の内容が昔あった出来事の話になってしまい、将来の話に向かわないことになります。
特にお互い記憶が違うことがあると、そうではないなどと、過去の出来事を認めさせようとしてしまい、全く話が進まない状況になります。
もう一つは、互いに話を聞く気がないという原因もあります。
これは、互いに不仲が過ぎてしまい、離婚の話ですら聞きたくないという状態になっている場合で、そもそも話し合い自体ができないことになってしまいます。
また、何を決めてよいか、どう進めてよいかお互いが分からないことから話し合いにならないという原因もあります。
さらに、知識不足で無茶な条件を言ってしまうことが原因の場合もあります。
それぞれの対処法
過去に固執してしまうケースの場合には、できる限り過去には双方認識違いがあることを双方確認した上で、未来の話し合いをするという方法があります。
少なくともこちら側がそのような態度で臨めば、相手方も態度を少し変化させることもあり、話し合いが進むようになる場合もあります。
また、何を決めてよいのか、どう進めてよいのか、知識不足で無茶な条件を言ってしまう場合には、しっかりと前知識を準備することが重要です。
最近ではインターネットにも一定の知識は載っていますし、弁護士などに相談するのも方法の一つです。
他方、お互い話を聞く気がない場合ですが、この場合には話し合いを進めるのはかなり難しいと思います。
このような場合は、弁護士への依頼や裁判所の調停など単純な話し合いではない解決を図る方が良いでしょう。