お金の貸し借りはトラブルの種になることが多いため、できることなら避けて方が良いでしょう。

 しかし、借主との関係で断りづらい場合や、相手方の状況を考えて貸さざるを得ないと考える場合など、避けがたい場合もあるかもしれません。

 そこで、今回は知り合いにお金を貸す場合の注意点(すべきことなど)についてお話ししたいと思います。

 

金額を大きくしない

 個人的な貸し付けは、本人に資産がないことも多く(資産がないからこそ借金の申し込みをしてくることが一般的です。)、後日、返済が滞ることが多いです。

 法的な手続きがあるとはいえ、金額が大きくなれば大きくなるほど回収リスクも大きくなります。

 ですから、貸すとしても金額を大きくしないことが重要です。

 

借用証は面倒でも作成する

 借用証は、後日のトラブル、特に不払いが発生した場合の重要な証拠として利用するものです。

 ですので、必ず作成しておいて方が良いでしょう。

 作成する場合には、金額や貸付日付、返済条件などを記載して、双方で署名押印をした方が良いです。

 作成方法が分からない場合には、弁護士などに相談するか、市販のものを利用する(またはインターネットで書式を探す)などの方法があります。

 

借用証が作成できない場合には

 借主との関係で借用証を作成できない場合には、お金のやりとりを振込にするなど、客観的な証拠が残るようにしましょう。

 決して手持ちの現金をそのまま渡さないでください。

 

連絡先や住所など情報を集めておく

 貸付けを行う場合、返ってこないこともあり得ます。

 そのようなことを防ぐ、または、回収を容易にするためには、借主の情報をできるだけ知っておくことが大切です。

 人によっては、LINEでのやりとりで個人情報が何もわからない人にお金を貸してしまうという方もいらっしゃいますが、そのような場合には返ってくる方が珍しいと思った方が良いでしょう。

 借りる方も、借りる際には、本当に返す気があれば、氏名や住所、連絡先などは教えてきます。また、できれば返す算段(仕事や今後の収入予定、現在の資産など)も聞いておければより良いでしょう。

 

 

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