お悩みがあって法律事務所に電話をしたのに、相談できなかった、相談したけれど全く解決が見えなかったなどということもあります。

 法律事務所に電話する場合に、かなり緊張をしたり、期待をしたりして電話することもありますが、上記のような状態になってしまうのは大変残念なことです。

 そこで、今回は、そもそも法律相談ではなかなか解決しない相談内容とはどんなことかについて、お話ししたいと思います。

 

いわゆる人生相談

 どこに就職すべきか、働いた方が良いのか、結婚した方が良いのかなど、法律や制度が関係しない人生相談のような相談は、法律相談では解決できません。

 関連する制度の話の説明はできても、結局はご本人の価値観で決すべきものですので、法律相談では解決できないでしょう。

 

結論が決まっている相談

 相談は、今後の行動を決めるために前提知識やどういった選択肢があるかなどを聞くという側面がありますが、すでに動かない結論を決めており、それが正しいかどうかだけを確認するという相談も、解決は難しいことが多いです。

 決まっている結論どおりの方法が可能であればまだ良いのですが、不可能な場合、本来は他の選択肢を検討する必要がありますが、すでに結論が決まっており、解答内容が間違っていると考えてしまうことになると、相談が混乱してしまう結果になります。

 

情報が少なすぎる相談

 法律や制度に関するものであっても必要な情報があまりに少なすぎて相談にならないこともあります。

 例えば、不動産の相談の場合に、所在地や土地の種類などが一切不明であったり、貸金の回収の相談なのに、誰にいくら貸したかわからないなどです。

 このような場合は、かなり古い問題のことも多いのですが、相談するにはやはり一定の情報は必要になりますので、情報がなく、これからも取得不能な場合、相談は難しいでしょう。

 

すでに手続きが終わっている相談

 裁判などがだいぶ前に終わり、確定もしていて、手段もないが、納得がいかないという相談も難しいことが多いです。

 新たな合意などができることもありますが、一般的には法的な手続きが終了してしまっていると、有効な相談が難しいことが多いでしょう(ただし、判決後の強制執行などは話は別です。)。

 

 

 

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