弁護士に法律相談を行う場合に、どうしてもその弁護士のいうことが納得できないという場合があります。

 他方で、他に弁護士を知らないため、その弁護士に依頼しようと思うが、一応他の弁護士の意見を聞きたいということがあります。

 このような場合、複数の弁護士に法律相談をして良いのか、悩む方もいらっしゃると思います。

 そこで、今回は、複数の弁護士に法律相談をしても良いのかについてお話ししたいと思います。

 

原則として自由

 まず、弁護士の法律相談は、特に規制がなく、複数の別の弁護士に同じ相談をするのは自由です。

 もっとも、それぞれ料金が発生することがあるので、この点は注意が必要です。

 弁護士にもそれぞれ考え方や異なる経験がありますので、複数聞いてみて、どの弁護士のアドバイスを聞くか、場合によっては依頼するかを検討しても全く構いません。

 法律相談は、依頼にならない限り、アドバイス止まりですので、複数の意見を聞いた後にどうするか考えても良いでしょう。

 

例外的な場面

 依頼している弁護士がいる場合でも、他の弁護士に相談することは自由です。

 しかし、依頼している弁護士について疑念が生じるなどしている際に、他の弁護士がそのまま依頼を受けることがあるかは難しい場面が多いです。

 依頼の場合、少なからず着手金等を支払っているでしょうし、場合によっては、依頼業務も終盤で、報酬も発生している可能性もあります。

 このような中で、依頼する弁護士を変えると、かなりの費用が発生してしまう可能性があります。

 また、弁護士ごとに考え方が違う部分がありますので、途中まで他の弁護士が行っていた手続きを途中から引き受けることは、ご本人のためにならないこともあります。

 ですので、相談は自由とは言え、例外的に相談が功を奏さないことはあり得ます。

 

弁護士を依頼する前に複数相談する

 したがって、弁護士を依頼する前に、複数の弁護士に話を聞いた方が、後日、やはり別な弁護士が良かったというようになりにくく、よりスムーズに手続きなどが進むと思われます。

 弁護士依頼を検討中の方は参考にしてください。

 

 

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