相手方と交渉をする場合に、うまくいく場合とうまくいかない場合があります。
元々解決しやすい問題であれば良いのですが、場合によっては、交渉のやり方が悪くて交渉決裂になるケースも見うけられます。
そもそも交渉では難しい事案は別として、交渉のやり方でうまくいくのであればそれに超したことはありません。
そこで、今回は、交渉をうまく進めるためにはどうしたらよいかについてお話ししたいと思います。
相手方を認める
まず、交渉の相手方を認めることが重要です。
得てして相手方が言っていることが自分の認識と異なる場合、相手方の人格を否定したり、相手方自体をけなしたりしてしまう場合がありますが、これでは交渉はうまくいきません。
発言内容がそういった内容ではなくとも、言い方や表現がそうなってしまうこともあります。
交渉をうまく進めるためにはこの点に注意しましょう。
相手方の話を遮らない
また、相手方が話している最中に遮ってしまうのも良くありません。
相手方の話す内容がこちらの認識や考えと違う場合、すぐに否定・反論をしたくなりますが、相手方の話を遮ってしまうと、相手方もフラストレーションがたまるだけで、こちらの話を聞かなくなってしまいます。
反論などをする場合でも、いったん話は最後まで聞くようにしましょう。
客観的資料も参考にする
そして、話し合いですと、資料をないがしろにしがちですが、双方の認識のずれを解消するために、共通で資料を確認できる状態にしておいた方が良いです。
記憶だけで話しをしてしまうと、双方の記憶が異なる場合、無用な争いを招いてしまうことになります。
資料があればそのようなことが起きないこともありますので、資料の準備も重要です。
第三案を探す意識
相手方と結論が全く異なる場合、結論同士のぶつかり合いでは、なかなか交渉はうまくいきません。
こちらと相手方の重視することは違うことも多いので、双方が納得できるような第三案を探す意識も重要です。
相手方の意見も踏まえ、新たな提案ができれば、交渉の成功率は高くなると思います。