法律相談の際,事実があいまいなまま相談される方がいらっしゃいます。

 法律相談では,事実があいまいだと,結論が出ず,全く無意味になることもあります。

 今回は事実を明確にすることの重要性についてお話ししたいと思います。

 

法律は事実をあてはめて結論が導かれる

 まず,法律の構造として,事実を法律に当てはめると一定の結論が出るという構造をしています。

 例えば,物を買うという意思表示をして,相手方が売るという意思表示をしたという事実があれば,それを法律にあてはめると,売買契約が成立しているという結論が出て,その結果として,代金支払や品物の引き渡しができるというような形になっています。

 したがって,法律により,一定の結論を導くためには,必ず事実が必要になります。

 

事実があいまいな場合

 事実があいまいな場合,あいまいな部分によっては,法律にあてはめることができず,一定の結論を導くことはできません。

 そうすると,相談されても,アドバイスなどができないことになります。

 ですので,事実を明確にしておくことは大切です。

 

どこまで明確にする必要があるか

 とはいえ,全ての事実を明確にすることは,困難ですので,少なくとも,経緯の中心的な部分については,明確にする必要があると考えられます。

 例えば,時系列などをメモしておくなどの方策も有効です。

 

証拠との関係

 なお,事実を明確にする際,証拠があった方が明確にはなりますが,相談において証拠が必ず必要というわけではありません。

 

法律相談での注意点

 以上からすれば,証拠があれば証拠を持参し,それがなくてもメモなどを書いて事実を整理しておくと,法律相談において有効なアドバイスを受けることができます。

 相談に来られる際は参考にしてください。

 

 

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