契約などについて,後日,説明と違うということが判明する場合があります。

 また,話が違う部分について最初は解消できると思っていても少しずつ違う部分が大きくなってきてしまい,問題の解消が難しくなることもあります。

 今回は,そのような場合の対処法についてお話ししたいと思います。

 

話が違う部分が判明した場合の対処法

 まず,話が違う部分が判明した場合,相手方に確認すると思いますが,通常,最初の方は相手方も話が違う部分を解消しようとしたり,そのような話をしたりすることが多いと思います。

 そうすると,こちらもその話を全面的に信用してしまうことが多いでしょう。

 しかし,一般的に,話が違うという部分は最初より少しずつ大きくなったり広がったりすることもあります。そして,そのままにしておいてしまうと,相手方が後日,そのようなことは言ってないと発言を翻すなどして,対応が急に冷たくなることもあります。

 ですので,話が違う部分が判明したときの最初の対処法は証拠を残すことです。

 どの部分が違うのか客観的なもの(写真等)を残せるものであれば残す必要がありますし,相手方との話もメールなどにするなど,形に残るようにしましょう。

 場合によっては,書類や録音などが必要な場合もあります。

 

話が違う部分が拡大してしまった場合

 上記の段階であれば,証拠を残しつつ,話し合いで解決する場合も多いかもしれません。

 しかし,話が違う部分が拡大すると,相手方の対応が悪くなることが多いと思われます。

 場合によっては,連絡がつかなくなる場合もあるでしょう。

 したがって,この場合には,連絡先や所在地等含め,様々な情報を集めることが大切になってきます。

 

相手方が対応してこない場合

 相手方が対応しない場合,最悪の場合には訴訟になると思います。

 しかし,発見当初であれば話し合いによる解決も十分あり得ます。

 対応を誤ると訴訟の段階にまで発展しかねませんので,早めに弁護士に相談しておくなどして,対応を誤らないように注意しましょう。

 

 

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